近年、アメリカやヨーロッパをはじめとして海外で日本食ブームが起こり、日本食のマーケットは飛躍的に拡大している。
『オオサキ』ブランドとして世界を駆けめぐる我社の商品たちも、それに歩調を合わせるように順調に伸び続けています。
現在では、同社の製品は北米をはじめ、オランダやスペイン、イギリス、
ドイツなどのヨーロッパ諸国、香港やタイ、マレーシア、インドネシア、
フィリピンなどの東南アジア、オセアニア、中南米、中東など
世界各国で取り引きされている。

将来的には中国やインドなどの大規模なマーケットも手中に収めたいと、
現在着々と準備中でもある。
そのために、営業マンを毎年海外へ視察に出し自社製品が末端で
どのように加工されているのか、また海外の人にどのような評価を
受けているのかなどをつぶさににチェック。
さらに世界の食のトレンドを肌で感じるとともに、世界のマーケット情報の
収集に余念がない。
「フィッシュスチック」としての海外の人に高い知名度を得た現在でさえも、
常に食文化を研究し、新しいマーケットを開発するための、
努力を惜しまない。

「日本市場を大切にしたい」このように海外でのマーケットの比重が大きい同社であるが、
「日本を重点とした営業展開をめざす」と 奥島は明言する。

海外マーケットの広さは魅力ではあるが、その分、為替や海外の政治・経済情勢による
リスクも大きい。 そのようなリスクを分散させるためにも、日本国内での市場を大切にした
いというのが奥島の思いなのだ。
だから、たいていのかにかまぼこが日配品のアイテムの中に入っているにもかかわらず、
同社の「フィッシュスチック」は中央市場のルートをとおって魚の加工品というセクションで
全国に流通。ほとんどの商品が魚屋さん、もしくはデパート等専門店の鮮魚売場で
売られている。このような販路の違いは、まさに商品力を誇る『オオサキ』ブランドの
なせる技であろう。

海外生産はあり得ない!
日配品との違いを明確にするための原料のこだわりについては前にも述べたが、
本社工場以外では決して製造しないというポリシーにもそれが表れている。
確かに、海外市場の比率が高い同社にとって、海外生産はコスト削減の上で
メリットは大きい。しかし、何よりも品質を最優先にしている同社では、
目の届かないところでの生産は許されないのだ。品質=商品力という法則は今も、
そして将来的にも永遠の鉄則なのである。
 
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